【11/12締切】令和7年度第8回金沢工業大学IDESメンバーシップ講習会開催のご案内

公開日: 2025年10月20日

■プログラム■

15:30~17:00

講演『能登半島地震における応急仮設住宅の設計迅速化の実践とその効果の分析』

熊本大学 大学院先端科学研究部 土木建築学部門 教授

大西 康伸 氏


【概要】

2016年4月に発生した熊本地震をきっかけに、BIM及びその他情報技術を活用したプレハブ応急仮設住宅の早期供給のための設計迅速化に関する研究に取り組み始めました。それから7年が経過し開発システムが実用の域に達し始めた頃、2024年元日に能登半島地震が発生し、一般社団法人プレハブ建築協会の協力のもと開発システムを初めて実践に投入し活用しました。本講演では、能登半島地震における開発システムを用いたプレハブ応急仮設住宅の配置計画の実践についてご紹介すると共に、ドローンを用いた発災時の敷地測量や仮設住棟設計の自動化の試行についてご紹介します。また、被災者へのプレハブ応急仮設住宅の提供までに要した期間を分析し、本取り組みの効果と問題点、さらには今後のプレハブ応急仮設住宅の在り方について論じます。