【12/12締切】令和6年度第9回金沢工業大学IDESメンバーシップ講習会開催 のご案内
公開日: 2024年11月20日
■プログラム■
15:30~17:00
講演『令和6年能登半島地震による木造建築の被害』
金沢工業大学 地域防災環境科学研究所
講師 佐藤 弘美 氏
【概要】
2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震では、広範囲にわたって被害が生じ、特に奥能登地方では甚大な被害が発生した。住家被害は、全壊6421棟、半壊22823棟を含め12万棟を超え、非住家被害は約3万5千棟であったと報告されている(令和6年10月1日現在)。日本建築学会北陸支部と同木質構造運営委員会では、被害の甚大であった地域を中心に悉皆調査を実施し、本地震による建物の被害状況を記録し、被害規模の把握を進めている。悉皆調査の対象地域は珠洲市(正院、飯田、宝立)、輪島市(河井町、鳳至町、門前町道下、門前町門前、門前町黒島)、穴水町(大町)とし、約6000棟の建物について調査が行われた。また、木造建築のうち非住家である社寺建築についても、日本建築学会北陸支部を中心に被害調査が行われている。
本発表では,悉皆調査から得られた結果を中心に、木造建築の地震被害の傾向や特徴について報告を行う。