非構造部材の構造安全性確保に向けての提言について
非構造部材の構造安全性確保に向けての提言について
2011年に発生した東日本大震災では、地震の揺れによる建物の倒壊などの被害は少なかったにもかかわらず、天井の落下をはじめとする非構造部材の被害や設備機器の被害は広範囲に及び人命をも奪うものとなりました。また人命が損なわれることはありませんでしたが、地震発生時の状況によっては人命にかかわりかねない非構造部材の損傷も多く見られました。
これらの被害を防げなかった原因は、技術的なことばかりではなく、非構造部材の設計・施工にあたって関係者の役割が不明確であることが多いと考えられ、建築関係6団体では、非構造部材の被害を低減するために、建築関係者がそれぞれ果たすべき役割を明確にし、その役割を果たすことが重要と考えて、検討を行ってきました。
今年4月に発生した熊本地震においても同じような被害が繰り返されていることを踏まえて、建築6団体において非構造部材の安全性確保に向けての別添のように提言を行うことといたしました。
なお、提言と同時に公開されました特記仕様書(例)のCADデータ及びワードデータにつきましては、6会の会員限定での公開となります。
【送付ファイル】
・非構造部材の構造安全性確保に向けての提言について(周知依頼)(本文)
・非構造部材の構造安全性確保に向けての提言(PDFファイル)(一般公開)
・特記仕様書(例)(DWGファイル、DXFファイル、PDFファイル、Wordファイル)
(会員限定公開)
*特記仕様書(例)データについての注意
「提言6ページの「非構造部材等の構造安全性に関わる特記仕様書(例)」のCADファイルも会員限りとして公開します。CADソフト(一般的なAutocadを想定)でファイルを開けることを優先して、同じアーキテクチャーで最も初期の2007バージョンのファイルとしています。CADソフトのバージョンが違ったり、CADソフトそのものがAutocadでない場合などは、レイアウトが崩れたり、場合によっては文字化けすることがあるようなので、活用に当たってレイアウトが崩れた場合は、PDF版の特記仕様書(例)を参考に、補正して活用ください。
ワードファイルも同時に掲載いたしますが、今後のメンテナンスはCADファイルのみで行いますので、なるべくCADファイルをご使用ください。」