超高層建築物等の長周期地震動対策に係る運用について
公開日: 2016年12月16日
超高層建築物等の長周期地震動対策に係る運用について
国土交通省におきましては、本年6月、南海トラフ沿い巨大地震に係る超高層建築物等の長周期地震動対策をとりまとめ、特定行政庁、指定性能評価機関、設計、建設、ビル管理、不動産等の各業界団体に通知したところです。
超高層建築物の長周期地震動対策としては、
・対象地域内において、来年4月1日以降に性能評価を申請して、大臣認定に基づき新築する超高層建築物については、 想定される長周期地震動に基づく検証を行うべきこと
・対象地域内の既存の超高層建築物については、想定される長周期地震動の大きさが設計時の検証に用いた地震動の大きさを上回る場合、新築に準じて、想定される長周期地震動による再検証及び必要に応じた補強等の措置を講じることが望ましいこととされ、検証に必要な技術的情報(検証に用いる設計用長周期地震動や検証の際の留意点等)については、国土交通省のホームページ等において示されています。
〈国土交通省ホームページ〉
*超高層建築物等における南海トラフ沿いの巨大地震による長周期地震動への対策について http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_fr_000080.html
今般、一部の事業者において、国土交通省から長周期地震動に対する再検証の評価基準が示されていないので再検証ができない旨をマンション購入者に通知するなどの誤って理解されている事案がありましたので、国土交通省よりこのような誤解のないよう依頼がありました。