平成28年度石川県耐震診断等業務研修会開催報告

公開日: 2016年7月28日

「平成28年度石川県耐震診断等業務研修会」 開催報告

日 時:平成28年7月6日(水)10:00~12:00
場 所:石川県地場産業振興センター
参加者数:40名、ほか行政より10名

時間割・研修内容・講師など
10:00~ 開会挨拶
(一社)石川県建築士事務所協会会長 西川 英治
石川県耐震診断等評定委員会委員長
金沢工業大学名誉教授 高山 誠
10:10~ 2016年熊本地震と建物被害について
金沢工業大学環境建築学部建築学科教授 山岸 邦彰
11:30~ 平成27年度耐震診断等業務の概要及び
平成28年度評定委員会の運営について
(一社)石川県建築士事務所協会耐震防災委員長 小西 義昭
11:40~ 石川県耐震診断等評定委員会からの留意事項
(一社)石川県建築士事務所協会耐震防災副委員長 松下 正

はじめに当協会の西川英治会長より「熊本地震では今までの耐震補強計画では想定されていない震度が数回繰り返されていることから、今後これらが議論されかつ耐震基準等が強化される可能性もあるのではないか」と挨拶があり、続いて石川県耐震診断等評定委員長の高山誠金沢工業大学名誉教授が「公共建築の耐震診断・補強は一段落したが、民間は増えている。民間の建物は複雑な形状が多いため、かなり難しいのが現状で皆さんの協力をお願いしたい」と挨拶した。
続いて金沢工業大学環境建築学部建築学科教授山岸邦彰氏が「2016年熊本地震と建物被害について」と題して講演。6月に自ら被災地に赴き調査した建物被害とその特徴について詳しく紹介した上で、地震動特性や地盤応答等について解説した。
この後、当協会の小西義昭耐震防災委員長から平成27年度耐震診断等評定審査の内容・件数、平成28年度評定委員会の運営状況について報告後、松下正耐震防災副委員長が当協会からの留意事項について説明を行った。